<第2回戦没音楽学生慰霊のコンサート>
2005年 4月23日(土) 午後2:00開演
会 場 信州国際音楽村 ホールこだま
入場料 一般 2000円 高校生以下1000円
主催 戦没音楽学生慰霊記念音楽館設立準備委員会
財団法人 信州国際音楽村
2003年に第1回目のコンサートが開催されてから今回で2回目となる慰霊のコンサートは、
小山章三先生の司会で進み、戦没音楽生の父である草川信(「夕焼け小焼け」などの作曲者)、
葛原しげる(「夕日」「とんび」などの作詞者)各氏の業績をビデオで鑑賞。
参加者全員で「みどりのそよ風」「夕日」などを歌い、息子と悲しい別れをしたおふたりを偲びました。
また、今回は、召集されていった元従軍看護婦の讃岐文子遺歌集から短歌7首に小山先生が作曲。
讃岐さんの孫、増田みのりさんの伴奏で、地元合唱団有志約50名が初演合唱した。
そして最後は、丸子町ご出身の深井佐久磨さんの「美しき祖国」を合唱、
深井さんは「素晴らし歌に成長した。戦中は小学生で、軍国少年だった。
若者がこうして死んでゆく戦争を二度としないように指導者を見守っていかなければならない」
と声を詰まらせ、会場内は深い鎮魂の思いにつつまれました。
<第1回戦没音楽学生慰霊のコンサート>
「慰霊記念音楽館(仮称)建設にむけて」
2003年 4月 6日(日) 午後2:00開演
会 場 信州国際音楽村 ホールこだま
入場料 一般 2000円 高校生以下1000円
主催 戦没音楽学生慰霊記念音楽館設立準備委員会
財団法人 信州国際音楽村
戦没音楽学生慰霊記念館(仮称)の建設を進めている丸子町の 信州国際音楽村(若林邦彦理事長)で、第1回戦没音楽学生慰霊の コンサートが4月6日、ホールこだまで開催され、当合唱団からは18名が 参加した。 記念館建設計画、慰霊のコンサート開催までのいきさつは、 上田市塩田の無言館を訪れた老婦人の 「音楽学生のはないのね…」というつぶやきがきっかけとなり、 昨年秋から国立音楽大学の小山章三名誉教授と若林理事長らが呼びかけ、 各方面への告知や情報収集を行ってきた。 慰霊記念館は同音楽村敷地内に平成17年夏をめどに建設を計画している。 コンサートは記念館建設の主旨を知ってもらい、 戦没音楽学生の遺作の譜面や資料の提供を呼びかけるために計画した。 今後は同音楽村内に同記念館設立準備事務所を設置し、さらに戦没音楽 学生の遺作、遺品の発掘や、収集、保存などの情報収集を続けていくほか、 8月には映画「月光の夏」の上映も予定している。 また、ボランティアスタッフ公募により活動の認知、広報活動も図っていく。 発起人は小山章三先生ほか、磯山雅さん(音楽研究家)、 大中恩さん(作曲家)池辺晋一郎さん(作曲家)、今村昌平さん(映画監督)、 小室等さん(歌手)ら。 |
<プログラム> 第1部 献歌/「あなたを忘れない」…作詩・作曲/小山章三 合唱/慰霊コンサート特別合唱団 遺作/「ピアノソナタ2」…作曲/草川 宏 ピアノ/秋場敬浩 遺作/歌曲「黄昏」…作詩/島崎藤村 作曲/草川 宏 歌/大畑裕江 伴奏/関口広子 遺作/歌曲「犬と雲」…作詩/西条八十 作曲/葛原 守 歌/安達寛子 伴奏/関圭子 第2部 コンサートドラマ「ピアノのはなし」 脚本・出演/中西和久 ピアノ/遠藤有子 |
慰霊コンサート特別合唱団 上田グローリア合唱団 信州国際音楽村合唱団VPG合同 |
東京芸大ピアノ科1年の秋場敬浩さん |
ソプラノの大畑裕江さんの独唱 | ソプラノの安達寛子さんの独唱 | 俳優 中西和久さんのコンサートドラマ ハンカチがびしょぬれとなった 素晴らしいドラマだった |
終了後小山先生、出演者、ご遺族を囲んでの懇親会 (音楽村入口 そば店「花しずく」にて) |
信州国際音楽村は屋内外に コンサートホールを持ち、 自主事業のほかいろいろ演奏会が行われている。 また広い敷地には、スイセンやラベンダーが植えられ、 それらイベントの観光客も多い。 |
信州国際音楽村ホームページ
0268−42−3436