≪上田グローリア合唱団紹介≫


<誕生そして現在>


和20年8月15日、長く、苦しかった戦争が終わった。
その年の12月24日、明るい電燈の下で、
戦後復興への新しい希望を胸に、戦時中は歌えなかった
讃美歌を歌いながら、ささやかなクリスマスを祝う16人の姿があった。

上田グローリア合唱団の創始者であり主宰者であった、
故長井一成先生宅のこの一夜出来事がきっかけとなり、
私たちの合唱団は生まれたのです。
団 旗
創立当時のグループ名称は「アンサンブル・ソアーレ」でした。
二人の指導者を経て、昭和26年(上田グローリア合唱団創立の年)
長井一成先生が指導にあたるようになり、
翌昭和27年団名を「グローリア聖歌同好会」と命名。
昭和29年10月、第1回目の発表会(第1回定期演奏会)を
上田新参町教会にて行ないました。
 
昭和33年、「上田グローリア合唱団」と改名し、
その後、年1回の定期演奏会の開催、上田合唱祭、東信合唱祭
などへの参加、演奏会賛助出演、県外合唱団との交流会、交歓演奏会、
またサロンコンサートなどを開催し現在に至っていますが、
長井先生は、平成6年、多くの方に惜しまれながら67歳の生涯を閉じました。

合唱を通して、地域の音楽文化の向上をいつも願ってやまなかった先生でした。
上田には 良い演奏会が少ないからと、オーケストラを伴奏に演奏会を行ったり、
地元出身の演奏家、地元で活動している演奏家をゲストに招き演奏会を行うなど、
地域に根ざした音楽活動をモットーに合唱、演奏会活動を行ってきました。
故長井一成先生


私たち合唱団は、長井先生亡き後、旧丸子町、現上田市ご出身の
国立音楽大学名誉教授、小山章三先生を顧問に迎え
23年間ご指導頂いておりましたが、
2017年12月残念ながらお亡くなりになりました。

先生は毎年のサロンコンサート、定期演奏会で歌う
初演の合唱曲をプレゼントして下さり、
先生自らの指揮で演奏させて頂きました。


長年に渡るご指導に団員一同感謝申し上げます。


   
故 小山章三先生           



 

現在は長井先生の教え子でもある、武蔵野音楽大学声楽科出身で、
音楽教師でいらっしゃる柳澤順子先生、
そして長井先生のお孫さんにあたる、同じく武蔵野音楽大学声楽科出身、
音楽教師の宮下靖弘さんが指導にあたって下さっています。